旅行

夏の旅行

夏休みがとれる方は、旅行に行く人も多いだろう。私は夏休みの旅行は、北海道それも道東(北海道の東側)一択である。これまで、夏休みに北海道をほぼくまなく回ってきたが、やはり道東が一番いい。ここ数年は毎年道東に行っているが、何度行ってもいい。

夏の北海道というと、広い大地、まっすぐな道路、涼しい気温などを想起することが多いと思うが、道東はこのイメージ通りの場所である。以下、夏の道東について述べてみたい。

1.気候について

8月の一番気温が高いときに行っても、概ね20度くらい、湿度も低く、すごしやすい。長袖のシャツ1枚くらいでちょうどいい。ただ、知床峠など、場所によっては15度くらいになることもあるため、カーデガン程度を羽織れるように準備しておいたほうがよいだろう。

20年位前にしばしば訪れていた時は、8月だとほぼ毎日快晴、とてもすごしやすかったが、最近は曇りのことが多い。最近は、8月に毎年3泊4日で滞在するが、4日連続で曇り時々雨といった気象が多い。それでも、毎回行ってよかったといえる場所である。

2.空港について

道東へのアプローチには、主に3つの空港がある。すなわち、女満別空港、釧路空港、中標津空港である。どこを選んでもいいが、迷うのなら女満別空港がいいだろう。道東の大地の中にあり、便数も多い。

3.移動について

電車など公共交通機関は少ないため、通常はレンタカーほぼ一択だろう。道東の道は、大地をひたすらまっすぐに走ることになるため、極めて快適である。道もあまり混んでいない。大地の真ん中で気に入った景色の場所があれば、そこで車を止め、大地の空気を吸い込んで道東の自然を満喫できるのは、道東旅行の醍醐味であろう。

ひたすら続く大地

道東の良さは、普通に走っていても、野生のキツネなどの自然界の動物に触れることができることである。

知床横断道路では路上に野生のキツネがよく歩いている

車のサイズは、1500cc以下だとちょっときつい。2000cc以上の車でゆったりと運転することをお勧めする。

4.宿泊について

予算にもよるが、宿泊施設が集まっている場所は決まっている。私は、最近は阿寒湖畔で3連泊している。ホテルにいる時間を長めにとって、阿寒湖を眺めながらのんびり過ごしている。この辺に宿泊するととても落ち着く。

阿寒湖は山に囲まれているため、この周辺の道は道東では例外的に峠道になる。

5.食べ物について

北海道はとにかく食べ物がうまい。特に海産物は格別で蟹は定番である。

6.観光名所について

これも多くある。好みにもよるが、外せないと思うのは、摩周湖である。ロシアのバイカル湖と世界1,2位を争う透明度で、湖面に近づくことはできず湖畔の展望台から湖面を見下ろすことになる。何度行っても、その美しさには言葉を失う。第1展望台から見る人が多いが、お勧めは第2展望台である。日光の加減か、湖面がより美しく見える。摩周湖は霧の摩周湖と呼ばれるほど、一年を通じて霧に覆われていて、湖面を臨むことが難しいとされるが、私の経験では、8月に湖面が見れない確率はざっくり1割程度である。ほぼ見れると思う。

第2展望台から臨む摩周湖

観光名所については、他にも多々あるため、改めて書きたい。ただ、旅のスタイルであるが、観光名所を次々とノルマをこなすように回るよりは、厳選された名所だけに絞って回り、同時に道中の景色を楽しみつつ、ホテルには早い時間帯に入って、ゆっくりくつろぐのが私はいいと思う。

最後に

夏休みは、涼しいところでリフレッシュ、これが一番だと思う。まだ、夏の道東に行ったことがない方で、夏の旅行を検討されている方には、お勧めである。