会社員の仕事の価値はどのように決まるのだろうか。それは、上司だろう、あるには人事だろう、などといっているようではこれらかの変化の激しい時代を会社員として生き抜けない。
会社員の仕事の価値は、その会社員が市場にどれだけの付加価値を提供できたかで決まる。こうして生み出された付加価値の総体のうちの一部が株主の利益となる。逆に言うと、株主の利益とならない仕事には市場価値がない。
会社員の仕事というと、一昔前は、上司がどうの、同僚がどうのといって愚痴をこぼすのが当たり前だった時代だった。何か不条理なことがあると、会社なんだから、という一言で片づけられてしまうことも多かった、しかし、この、会社なんだから、という意味をもう一歩深堀りする必要がある。
会社なんだから、市場に付加価値を提供すべきだ、というのは、会社の組織構造上至極当たり前である。今の時代にこれが通らない会社があれば、その会社は近いうちに消えてなくなるため相手にしなくてよい。会社員たるもの、市場への付加価値の提供を第一に考え、日々行動すべきである。それで上司がいい顔をしないのなら、その会社は迷わず離れてよい。付加価値を生み出し続けられる人材は、まさに市場が求めている存在であり、職場が変わっても高い評価を受け続けることができる。
したがって、会社員たるもの、自身がいかに市場に付加価値を提供できているか、日々の業務で意識してみるといい。くどいようだが、上司は関係ない。後々後悔することのないよう、自身の人生は自身が決めよう。